映画「キングダム」感想文~アカデミー賞おめでとう!~
こんにちは!
3/6は日本アカデミー賞授賞式。そして、私が大好きな作品「キングダム」が最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞、最優秀撮影賞、最優秀美術賞を受賞しました!ということで、今更ではありますが、映画「キングダム」の感想文を書きます。
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倫也さんが所属する事務所トップコート。
日本アカデミー賞の主演男優賞には倫也さんの後輩2人の菅田将暉くん、松坂桃李くんがノミネートされました。
そして最優秀主演男優賞は、松坂桃李くん!昨年最優秀助演男優賞も取っているので、なんと二年連続でのアカデミー最優秀です。
ほんとうに素晴らしい事務所ですね。
最優秀主演男優賞を頂きました。
— 松坂桃李 (@MToriofficial) 2020年3月6日
シムウンギョンさんも最優秀を受賞し、最優秀作品賞を「新聞記者」が受賞することができました。
決して大きな作品ではないこの作品がここまでこれたのは、公開時に観て下さり広げてくれた皆様のお陰です。
本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/CZmpiIQQmU
※こちらのツイを倫也さんもRTされてました。
さて、本日のテーマは
映画「キングダム」感想文
です!!
今更ではありますが、アカデミー賞も受賞してめでたいですし、感想文をしたためておきたいなと思います。
昨年観た映画をまとめた、ちょこっと感想文はこちら。
seeen-tomoya.hatenablog.com
【概要】
映画「キングダム」
監督:佐藤信介
出演:
山﨑賢人/信
吉沢亮/嬴政・漂(一人二役)
長澤まさみ/楊端和
橋本環奈/河了貂
本郷奏多/成蟜
満島真之介/壁
高嶋政宏/昌文君
要潤/騰
大沢たかお/王騎
原作:原泰久「キングダム」 週刊ヤングジャンプ
公開:2019年4月19日
【あらすじ】
時は春秋戦国時代。中華は小国が七つの大国【秦・燕・趙・斉・楚・韓・魏】へとまとまったが、その後も七つの国同士の戦乱の世が続いていた。中華の西方に位置する秦では成人に満たない若き嬴政(吉沢亮)が王位についたが実権はなく、王宮では権力争いが続いていた。
戦争孤児として生まれた信(山﨑賢人)は、奴隷として引き取られた先で同じく戦争孤児の漂(吉沢亮)と出会う。実力主義をとる秦国においては、剣の強さがあれば奴隷から抜け出せると信じ、2人は幼い頃から剣の修行に明け暮れる。
ある日成長した2人の元に王宮に侍る文官昌文君(高嶋政宏)が現れる。2人の修行を見ていた昌文君は、何故か漂だけを王宮に連れていった。
その頃権力争いが増していた王宮では、嬴政を操る実力者である丞相呂不韋が遠征のため王都咸陽を不在に。その隙を狙い、嬴政の弟である成蟜(本郷奏多)を担ぎあげた反乱がもう1人の丞相竭氏により企てられていた。
一応ネタバレ無しであらすじ書くと、こんな感じになるでしょうか。逆にこの辺の知識くらいがあれば、本編見て混乱することはないでしょう。公式サイトにはもっと色々書いてあります。個人的にはあなたが今何も知らない状態であれば、このくらいのあらすじで本編を見て頂くくらいがちょうどいいんではないかな~と思います。
私は原作未読でしたので、何にも前情報なく映画館へと向かいました。私が当時知っていたのは、嬴政があの悪名高き秦の始皇帝だということくらいです。笑これはただの史実ですね。
では、本作の私的注目ポイントを書いていきます。
①音楽
オープニングとエンディングの、タイトルが映し出される時の音楽。めちゃくちゃテンションが上がります。
そして主題歌。ワンオクのこの壮大さは、こういう映画にほんと向いてますよね。好きです。
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②馬
今回の映画は、王宮内での戦いがメインとなるため、乗馬しながらの戦闘シーンはありません。ただ2人の役者さんの乗馬シーンが、めっちゃカッコイイ。
1人目が楊端和を演じた長澤まさみ。
山の民を率いる王として、咸陽の門をたたくシーン。堂々としたシーンながらも、自然すぎて、あっさり流し見してしまいます。1発OKテイクだったそうです。改めて考えるとすごい。
最優秀助演女優賞を受賞された「#キングダム」の #長澤まさみ さんです。おめでとうございます❗️#日本アカデミー賞43 #日本アカデミー賞 pic.twitter.com/RPkyoMEEk9
— 日本アカデミー賞協会 (@japanacademy) 2020年3月6日
2人目が王騎将軍を演じた大沢たかお。
物語の冒頭。奴隷として連れていかれる幼い信が、大将軍王騎の行軍に出会うシーン。片手で手綱を引き、大沢たかおとは思えない大きな体で、軍を率いる姿はもう、大将軍そのもの。伝説の大将軍でありながら、それでいて特徴のある喋り方。
こんなの実写化なんてできるの?と原作ファンが1番心配してたであろうキャラですが、振り返れば素晴らしい役でした。
奴隷の少年漂と秦国王嬴政。立場は全く違うけれども顔は瓜二つという役柄。吉沢亮が演じた彼らは全くの別人でした。
漂のあどけなさの残る顔つきや、信のことを語る時のニコニコした顔。一方で嬴政は王として凛とした佇まいをし、状況が状況だけに笑うことはない。
殺陣も2人では全く違う。幼い頃に型を教わったであろう嬴政と、誰にも教わらずに独自であみ出した型であろう漂。
そして嬴政、漂がそれぞれのシーンでとばした檄。同じようなことをしているはずなのに、2人のそれは違う人物から発せられたものでした。
吉沢亮はアカデミー賞だけでなく、様々な賞をこの作品で受賞しました。もうただただ納得です。本当に素晴らしかった。
最優秀助演男優賞を受賞された「#キングダム」の #吉沢亮 さんです。おめでとうございます❗️#日本アカデミー賞43 #日本アカデミー賞 pic.twitter.com/3VLyQyKQqj
— 日本アカデミー賞協会 (@japanacademy) 2020年3月6日
④"夢"というテーマへのフィーチャー
この作品での主題は"夢"です。
信の夢
嬴政の夢
楊端和の夢
そして漂の夢
それぞれの登場人物が大きな夢を持っています。
原作でも夢は大きなテーマですが、映画ではさらにフィーチャーされてた気がしました。
夢を鎖として、それぞれを信頼してる。夢を信じる強さが信頼の強さ。そんなことを感じました。
⑤主演 山﨑賢人
正直、もっと評価してくれよって思ってました。周りが評価されていたから尚更。賞が全てではないですが、彼のファンでもないのに何だか悔しかったです。
そのくらい彼が演じた信は、私は素晴らしかったと思いました。あの真っ直ぐで、ひたすら馬鹿で、でも夢を信じる強さは誰よりも強くて、どんどん剣も強くなっていく信を、演じられる役者が山﨑賢人以外にいるのだろうか。あの豪華な出演陣の中で、ど真ん中でドンとできる役者がどれだけいるのだろうか。
でも続編を考えて何とか納得しました。キングダムはめちゃくちゃ登場人物が多い。今後続編が作られていくのであれば、脇を支える主要キャストは恐らく毎回変わります。
嬴政は王様なので今後の戦いには、ほぼ参加することがありません。(合従軍の戦いを除く)つまり吉沢亮は玉座に座っているだけのシーンが今後は多くなる可能性があります。
長澤まさみ演じる楊端和も、秦国の人間では無いため、基本は援軍のような立ち位置になります。
今後は信が成長していく中で、物語のメインストリームが、さらにさらに信になっていきます。その時に満を持して、山﨑賢人に主演男優賞を取ってほしい。そう、願っております。
なので、続編。めちゃくちゃ楽しみにしております。
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~~あとがき的なやつ~~
前に別記事でも書きましたが、結局キングダムは映画を見たあとに、漫画もアニメも全部見て、今は大大大ファンになっております。DVDも買って、もう5回以上見ました。
元々中国史が好きで、特に三国志が好きだったこともあり、当然のごとくキングダムにもハマってしまいました。
4月からは待望のアニメ新シリーズ合従軍編が始まりますし、楽しみですね♡
キングダムで倫也さんに演じて欲しい役を書いた記事。
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