中村倫也を語りたい

中村倫也ファンによる中村倫也ファンのためのファンブログ。倫也さんのことを中心に書いてく予定。予定は未定。

ドラマ「石子と羽男」第5話感想文【おせっかい】

こんにちは!第5話!とうとうこのドラマも折り返し。今回は石子がとてもとても可愛くて愛らしくて。そして優しさに溢れる回でもありました。
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まずはドラマの概要から。

【出演者】
石田硝子(石子)/有村架純
羽根岡佳男(羽男)/中村倫也

大庭蒼生/赤楚衛二
潮綿郎/さだまさし
塩崎啓介/おいでやす小田


【主題歌】
RADWIMPS
「人間ごっこ

第4話の感想はこちら。
seeen-tomoya.hatenablog.com

さて、本題に入ります。
本日は以下の3つのテーマについて書いていきます。

  1. おせっかい
  2. 羽男の優しさ
  3. 5話までの振り返り

1.おせっかい

今回のお話には、3つのおせっかいがありました。

1つ目がおいでやす小田さん演じる塩崎。塩崎はおじさんである重野(中村梅雀)が近隣関係に困っているという話を聞き、潮法律事務所に相談することにする。
石子と羽男が塩崎と共に、重野の元を訪れると、裏にある有森(風吹ジュン)の家から伸びてくる木の枝についた毛虫に悩まされているそう。
確かに枝は伸びてきていているものの、当の依頼人である重野にはどうもこの事案に関するやる気が感じられない。
重野は確かに自宅の家の庭の方まで伸びてきている枝に困ってはいたものの、それをここまでの問題にするつもりは無かったのでしょう。自分の病気のこともあり直接言えるタイミングでも無かったですし。一方、塩崎は困っていたおじさんの力になりたかっただけです。こういったおせっかいってよくありますよね。


2つ目が有森の前に弁護士が出てきたことを心配した町内会長。町内会長はカウンターとして、重野に対して50万円を請求する内容証明を出してくる。
石子と大庭が町内会に聞き込みに言った時のことを振り返ると、有森は人付き合いがよく、町内会では気に入られていたことがわかる。一方で重野は人付き合いがほとんど無かったせいで、何かをしたということはないはずなのに町内会からは少し疎まれてしまっている。
町内会長は自分とそれぞれ二人の関係性だけで、良い人である有森さんの味方をしてあげなければ!とおせっかいをしている。
こういう自分に近い人は味方、つまり少し遠い人は敵とした、正義感溢れるおせっかいってよくありますよね。


3つ目が、潮法律事務所の3人。羽男のフォトグラフィックメモリーの能力により、重野が病気であり、そのことが有森と疎遠になった原因ではないかと突き止めた3人がとった行動。

まず、この案件(庭、騒音)が解決した時点で、潮法律事務所の出番は本来なら終わりです。でも大庭は、重野と有森は両想いのはずだから、どうにかしてあげましょうよ、とおせっかいのスイッチを押す。
羽男がここで石子に判断を委ねるのとても好き。

この一連の流れを見て、石子が変わったなと思いました。
3話のブログで、「無駄なこと」をテーマにしました。石子は直接的にお金にならない仕事は極端に毛嫌いしているのではないかと。

でも第5話ではなんの迷いもなくおせっかいに向かったところに、石子の変化を見ることができたように思います。
しかも、結局それが案件に結びつきましたしね。



2.羽男の優しさ

5話は羽男の言葉にしない優しさが話題になった回でした。

このドラマの序盤で特徴的だったお互いの揚げ足取りのやり合いをする状態だった頃から、あえて口に出さずに見守るという優しさを見せてきた、石子と羽男の二人。

でも5話は、大庭と対称的に描いたことで、この部分がより鮮明になっていました。

体調を崩した石子に対してカイロを複数買ってきたり車を借りてきたり石子に役立ちそうなことを何でもやろうとする大庭と、直接的でなくても間接的に石子の身体に負担になることをさけるようにした羽男。

この羽男と大庭の二人の対比は、単純に、羽男の口に出さない優しさと、大庭の直接口に言う優しさ、貴方はどっちが好き??という対立構造を提示している。
でもこの対比自体は、もっと深いところでこのドラマの根幹のテーマの一つにもなっていて、楽しいエンタメの中にこういうものを含蓄させてくるのは、このドラマが良いなぁ好きだなぁと、思わせてくる所以です。
この辺のところは次の3でもう少し詳しく書きます。

3.5話までの振り返り

このドラマを5話まで見てきて、この作品が伝えたいテーマが見えてきたように思います。


目に見えるものって?
わかりやすさって?
コスパ重視って?
口に出すことって?

こういった疑問が色々な事案を扱いながら私たちに投げかけられている。
例えば目に見えるものは、羽男の見た目ブランディングや、親ガチャにみる、他人と自分の境遇差だったりなんか。
例えばコスパ重視はさっき述べた元々の石子の考えや、ファスト映画だったり。


この疑問符の後ろにある言葉はこんな感じでしょうか。


目に見えるものって?→目に見えるものだけが真実じゃない
わかりやすさって?→複雑なものや曖昧なものを考えてみようよ
コスパ重視って?→コストをかけなきゃ対価は得られないよ
口に出すことって?→言葉に発せられたことが全てじゃない


石子や羽男の元々の性格や、彼らの成長によって、上記の答えのようなものが、ドラマの中でどんどん顕在化されていく。


そういったドラマなのかなと私は感じました。
後半はどんな展開になっていくのか、ワクワクしますね!


※2022年8月26日追記
第6話の感想記事はこちら!
seeen-tomoya.hatenablog.com

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〜〜あとがき的なやつ〜〜

羽男がブランディングをしなくなってしまい、なんだか寂しい今日この頃です。笑
羽男の変化としては必要なんですが、あのセンター分けとかブランド全面ファッションも好きだったのになー!笑