中村倫也を語りたい

中村倫也ファンによる中村倫也ファンのためのファンブログ。倫也さんのことを中心に書いてく予定。予定は未定。

ドラマ「石子と羽男」第1話感想文【法の下に全ての国民は平等】

こんにちは!さて待望の中村さん主演ドラマです!
有村架純×中村倫也のW主演ドラマ「石子と羽男」がついにスタートしました。「MIU404」や「最愛」を手がけた新井さん×塚原さんコンビの手掛ける作品ということでも話題ですね。
第一話を見て、予告やあらすじなどから予想していたものと良い意味で異なる方向に物語が非常にテンポよく進んでいって面白かったですね。
ということで感想文を書いてみることにしました。
そういえば「MIU404」は当時感想文を書いているので、こちらに貼っておきます。
seeen-tomoya.hatenablog.com

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まずはドラマの概要から。

【出演者】
石田硝子(石子)/有村架純
羽根岡佳男(羽男)/中村倫也

大庭蒼生/赤楚衛二
潮綿郎/さだまさし
塩崎啓介/おいでやす小田




【主題歌】
RADWIMPS
「人間ごっこ



さて、本題に入ります。
本日は以下の3つのテーマについて書いていきます。


  1. パワーハラスメント
  2. 全ての国民は法のもとに平等
  3. "中村倫也"



1.パワーハラスメント

予告から見えていた1話の事件の内容は「カフェで充電してたら訴えられた!」でしたが、依頼人の大庭の真の依頼は「職場でのいじめ・パワーハラスメントパワハラ)」についてでした。
充電事件が予想外に早期解決していったところに、新たな問題が顕在化していくテンポの良さに、ぐいぐい引き込まれましたよね。


このドラマの終盤の話を先にしますが、パワハラ防止法が2019年に国会で可決されて2022年には全企業に義務化された、というニュース映像が差し込まれていました。

でも私自身がこの世の中の流れで感じていたのは、パワハラが法律で規制されたからといって、何かが変わるんだろうかということと、一方でパワハラが法律で規制されてしまうと、色々とがんじがらめになって自由なコミュニケーションが取りづらくなるんじゃないか、という危惧。

ーー同じようなことを感じていた人、いませんか?

つまり、法律が定められたところで、パワハラという行為自体がなくなって、本当により良い社会になっていくのだろうか、という漠然とした不安です。

パワハラ自体は、私たちの生活と近いテーマであるにもかかわらず、法律となると急に現実味がなくなる。私が感じていた漠然とした不安ってそういうことだったんだなと、この1話を見てやっと気づきました。


法律は私たちの目の前に用意されている、じゃあその法律をどう活用すればいいんだろうか。
この問いに対する答えを、このドラマはきっと教えてくれるんだと、わかりやすく主題の一つを提示してくれたように感じました。だから2話以降もどんな答えを示してくれるんだろうと、楽しみになる。

「カフェで充電してたら訴えられた!どうしよう!」も生活に密着しているテーマではあるけれど、それよりも「会社でパワハラに苦しめられている」、「部下にパワハラをしてしまわないかビクビクしている」の方が、私たちの多くが抱く喫緊の課題であって、このドラマは私たちの生活にきっと寄り添ってくれているんだな、とも感じました。



2.全ての国民は法の下に平等

最後、フリーズしかけた羽男に石子が助け舟を出した時に、発せられたセリフの一部です。

憲法第14条では

すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において差別されない

と明記されています。

先程のパワハラの章でも似たようなこと書きましたが、法律は全ての人のためのものなのだから、ぜひ助けを求めて欲しい。そう石子は私たちに語りかけてくれてました。

また、潮法律事務所のモットー【真面目に生きる人々の暮らしを守る傘となろう】にも、この憲法第14条と通ずるところがあるのかな、と感じました。


そして最後の羽男の行動。
リーガルものだし、もっと善と悪のはっきりした勧善懲悪的な物語を想像していた人もいたかもしれないけど、羽男はパワハラをしていた支店長にも助けの手を差し伸べる。
終わり方がスッキリしていながらも、勧善懲悪ではないところに、このドラマの方向性を感じて、とても安心したし、これからにより期待しました。


3."中村倫也"

はい。最後は我らが中村倫也さんについてです。

1話にして、羽男は実に様々な顔を見せてくれました。

石子と初対面時のバリバリブランディングした顔。
すぐに化けの皮を剥がされ、ボロをすぐ出してしまう顔。
石子と出会う前の綿郎と出会ったばかりの頃の顔。
家で一人でいる時の顔。

まぁ、ざっくり書くとこんな所でしょうか?
どれもこれも、全然違うキャラに見えます。この演じ分けを見ていて、2020年の中村倫也さん主演映画「水曜日が消えた」をふと思い出しました。

この映画では中村さん演じる1人の人間の人格が曜日によって変わってしまう、という設定で、つまり"1人7役"を演じていたわけですが、この時くらい見た目から何から変わってるなーと思いました。


2話以降も、羽男は新たな顔を見せてくれるような気もするのでそちらも楽しみですね!!

※2022年7月31日追記
第2話の感想記事はこちら!
seeen-tomoya.hatenablog.com

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~~あとがき的なやつ~~

新井さん、塚原さんコンビってことも注目されている本作ですが、わたしは多分プロデューサーの新井さんが特に好きです。
わたし、定時で帰りますがここ最近では一番好きなドラマなので。

どちらかというと映像から情報を読み取るのが苦手な脳をしてるので、映像の演出とかは正直よくわからなくて、物語の主題とかに頭がいくんです。
その辺を組み立ててるのってプロデューサーさんのお仕事?ですよね?
あとお仕事ドラマが好みだから、わた定もそうだけど着飾る恋もめっちゃ好き。

ということで石子と羽男も、今後にも期待!!!