中村倫也を語りたい

中村倫也ファンによる中村倫也ファンのためのファンブログ。倫也さんのことを中心に書いてく予定。予定は未定。

ドラマ「石子と羽男」第2話感想文【法律の使い方】

こんにちは!
せっかく第1話の感想を書いたので、2話以降も続けてみようかと思います。途中で途切れちゃったらごめんなさい。笑
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まずはドラマの概要から。

【出演者】
石田硝子(石子)/有村架純
羽根岡佳男(羽男)/中村倫也

大庭蒼生/赤楚衛二
潮綿郎/さだまさし
塩崎啓介/おいでやす小田




【主題歌】
RADWIMPS
「人間ごっこ

第1話の感想はこちら。
seeen-tomoya.hatenablog.com



さて、本題に入ります。
本日は以下の3つのテーマについて書いていきます。


  1. 親ガチャ
  2. 法律の使い方
  3. 互いの傷



1.親ガチャ

ちょっと前にSNSで話題になったワードでもある親ガチャ。どこの誰がこの言葉の発端なのかはわかりませんが、私もSNS上の会話の中などでこの言葉を聞いたことがありました。
ガチャでキャラを当てることが共通項になっているスマホゲーに馴染みのある人たちの間では特に、ある意味わかりやすい例えになってしまってる部分もあるでしょう。(私もスマホゲーはよくやるので例えの意図は分かります。自分からはさすがに使わんが。)

ということから、親ガチャに至る為に、スマホゲーへの課金が今回の話の導入に使われたのも、かなり自然な流れではありました。


さて、ドラマ終盤の話を先にしますと、羽男が富田望生さん演じる真犯人の言い訳を聞いて、「くっだらねぇ。自分の人生に不満あるからって矛先他人に向けんなよ」と言った時、わたしはこのドラマ1共感を覚えました。

親子関係に限らず、自分自身の境遇を恵まれていると感じるのか、不幸だと感じるのか、それは多くの場合は自分次第ではないか、という気がする。(自分次第と言いきれない程度のこともあるだろうから、それは石子の言うように助けを求めてほしい)

下世話な言い方をしてしまえば、上には上がいるし下には下がいます。もう少しちゃんとした言い方をするならば、幸せの度合いを例えば、家庭の裕福度+両親の良好な関係度とするならば、その数値の高い低いは各家庭によって差が付いてしまいます。

しかし当然、家庭の裕福さや両親の良好な関係だけが幸せの基準ではなく、様々な要素の掛け合わせ、かつ主観によって、それは成り立つものなのではないか。


だからある一面だけを切り取って「あの子は当たり、私はハズレ」と決めつけてしまう考えの愚かさを、ビシッと断罪してくれて、このドラマの"弁倫"に安心しました。(石子はちょっと怒ってたけど!笑)


親ガチャ、って言ってしまう気持ちもわからなくはないです。
周りと比較して、私の家は貧乏だ、自分は苦労してる、あいつそんなことで文句言うなよ、あの人は贅沢な悩みばっかり、、こういった妬み嫉みは言い出したらキリがない。私もこういうことよく思ったりします。笑

でも親ガチャ外れたって口に出した瞬間に、自分がハズレであることが確定してしまう。それが良くないな、って改めてこの2話を見て思いました。☆2のキャラは☆5のキャラにはほぼ勝てないからです。笑

いくら努力したって無駄だって諦めるのは簡単だけど、環境のせいにして逃げない人間でいたいなって思いました。

2.法律の使い方

法律って知っていれば有利だけど、知っているからこそ、悪用する人もたくさんいる。
今回スマホゲーに課金してしまった、こうたくんも法律事務所に電話で無料相談をし、未成年者取消権というものがあると知り、おそらく返金されるだろうということをわかりながら課金をしてしまう。

法律をうまく活用すれば、助けてもらうこともできる、ということが1話で示されましたが、狡猾に法律を盾にして生きている人も世の中にはいる。それを薦めている法律事務所も存在する。
このことも早々に示された点が、よかったなと思いました。法律を悪用している人と今後対峙する回も描かれたりするのかなー。こうたくんが無料電話相談をした「フォレスタ法律事務所」が今後また出てくるかもしれないですね。

3.互いの傷

石子と羽男の関係性が、この2話でだいぶ深化してきたように感じました。
羽男が宮野真守さん演じる古巣の法律事務所に訪問した際に、コテンパンに攻められて、目を潤ませながら、フリーズ状態になってしまう。その後ごまかす羽男に対して、石子はいつもの様には言い返さない。

石子が富田望生さん演じる真犯人から親ガチャというワードを聞いたあと、涙目になりながら、親子の関係について語る。羽男はその様子を無言で見守る。

冒頭の「鉄子さん、盛男さん」のやりとりのように揚げ足の取り合いをするような関係なのに、お互いが本当に傷つくことには踏み込んでいかない。

二人は全く性格が合わないように見えて、二人とも相手のことをよく見ていて、心の機微を読み取るのに長けている点が似ているようにも感じます。
二人の性格には子供の頃からの親との関係がかなり大きく影響していて、それはきっと子供の頃から親の行動や感情を読んで、「期待に応えよう」とか「喜んでもらおう」と、日頃から考えながら生きてきたからなのかな、とも感じます。

この辺の紐解きも回が進むことにされていくんでしょうね。第3話では羽男の家族も出てくるようですし。
今後の展開にも期待したいです!

※2022年8月4日追記
第3話の感想記事はこちら!
seeen-tomoya.hatenablog.com


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~~あとがき的なやつ~~

第2話もとっても良いストーリーでした。木村佳乃さん演じるお母さんの料理動画のシーンで、私はボロ泣きしておりました。良いお母さん、、、泣
あと最初の小学生架純ちゃんと、お巡りさん倫也さんのコント?的なやつとても可愛かった!あの小学生架純ちゃんをもっとドアップで見たかった。笑

第3話も今話題のファスト映画について!楽しみですね!!