中村倫也を語りたい

中村倫也ファンによる中村倫也ファンのためのファンブログ。倫也さんのことを中心に書いてく予定。予定は未定。

☆映画感想文☆~2021年3月~

こんにちは!
今回は3月に観た映画8本のまとめをしようと思います。
1ヶ月に観た本数としてはこれが最多だと思います!週末に2本ペースで観てるってことですね。笑
緊急事態宣言に痺れを切らしていたこともあり、かといって人に会うわけにもいかず、一人で楽しめる映画館にひたすら通っていたという感じですね。ありがとう映画館。愛してる映画館。
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さて本日のテーマは

☆映画感想文☆〜2021年3月〜

です!

前回書いた2021年1月2月の感想文はこちら。
seeen-tomoya.hatenablog.com

先月の記事でベスト3も合わせてあげていたので、毎月ことしのベスト3も更新していこうかなと思います。
先月時点でのベスト3はこちら。

  1. ファーストラヴ
  2. あのこは貴族
  3. すばらしき世界


そして今月観た映画はこちら

  1. 野球少女
  2. アウトポスト
  3. ビバリウム
  4. 奥様は、取り扱い注意
  5. ミナリ
  6. ノマドランド
  7. 騙し絵の牙
  8. まともじゃないのは君も一緒

観た順に簡単に感想書いていきます!


1.野球少女

梨泰院クラスのイ・ジュヨン主演最新作!(梨泰院クラス見てない。笑)
という予告を映画館で何回も観ていて、気になっていた作品。気になっていた理由は演者ではなく、「野球少女」というタイトル。
ワタクシ何を隠そう、子供の頃リアルに野球をやっていた少女でして。笑
だからこれは絶対に観にいきたいなと思っていました。

韓国プロ野球を目指す女子高生のお話。
でも周りは、女の子なんだから無理に決まってる、どうやったら諦めさせられるか、こっちの道の方が君のためだ。
そうやっていろんなやり方で主人公を諦めさせようとしてくる。
でも主人公はその理不尽に負けずに、ただひたすらまっすぐに夢を追い求め続ける。
文字にすると伝わりづらいけど、女性だからという理不尽さと、それに負けない主人公の真っ直ぐさが、映像だとよく伝わってきて、私は映画の上映中の2時間ほぼずっっっと泣いていたと思います。涙ってこんなに出るんだって思いました。笑

もっと話題になってほしい映画だなぁ。男性でも女性でも、みんなに観てほしい映画です。


2.アウトポスト

なんか見たい映画あるかなぁと探していたところ、「オーランド・ブルーム」の文字を見つけて観に行くことを決めました。笑ロードオブザリングレゴラスが大大大好き)

米軍のアフガニスタンでのタリバンとの実際に起こった戦闘を描いています。

ついさっきまで冗談を言い合いながら談笑してた同僚が死んでしまう。
指揮官が変わると一気に雰囲気の変わる不安定さ。
圧倒的に不利な地形の中での終わりの見えない戦いに、こちらまでもキリキリと憔悴していく、そんな作品。

最後のタリバンからの一斉攻撃のシーンは、本当に恐ろしくて、戦闘が終わった瞬間、私の歯はガクガク震えていました。

エンドロールで、実際の兵士たちのインタビューが流れるので必見です。ここで衝撃だったのが、実際この戦いに参加していた兵士の方の一人が本人役で出演していたこと。すごいわ…


3.ビバリウム

映画ライターのSYOさんがオススメしていたので、観に行ってみた作品。

あるカップルが新居を探しに不動産屋に行くと、どこか不思議な営業マンが出迎えてくれて、連れて行かれたのは同じ戸建て群が並ぶ住宅街。
でも内見中に営業マンが消えてしまい、カップルは外に出ようとするけれども、同じ戸建て群が並ぶ街から彼らは抜け出すことができない。
二人はこの不思議な街で暮らすことになり、家の前には赤ん坊が置かれており、その子を育てるが…?

というあらすじ。
設定や結末的には、世にも奇妙な物語にありそうなお話ではあるものの、序盤に差し込まれた描写やシーンが終盤しっかり回収されたりもしていたし、家族って、夫婦って、男女って、人生って、ってことを皮肉っていたりもして、これからの未来ある若者(自分で言うな)にはなかなかキミの悪い映画でした。(褒めてます)


4.奥様は、取り扱い注意

2017年に日テレで放映していたドラマの劇場版。
西島さんが個人的にマイブームの頃がありまして、あまりドラマを見ていなかった私もこれはたまたま毎週楽しみに見ておりました。
綾瀬はるかさん、広末涼子さん、本田翼さんの3人の絡みが本当に楽しくて、でも楽しいだけのドラマでもなくて、大好き…ではありましたが、最終回の終わりかたが、明らかに続きのある終わりかたでその割に続編の情報は一切なくて、なんじゃそりゃ!と当時は思っていたのですが、忘れた頃に映画化、ということで。笑
まぁ観に行くしかないよね。最近お気に入りの岡田健史くんが出ていたのも観ざるを得ない。
舞台挨拶中継の回を見に行ったのですが、まぁ皆さん可愛くて可愛くて。
本編はというと、最初と最後のアクションはとってもとってもすごかったのですが、中盤のストーリーは正直私が西島さんと岡田くん好きじゃなかったら観きれたかどうか…ドラマのストーリーの方が好きだったなぁ。
岡田くんとってもよかった。可愛い。


5.ミナリ

映画館でアカデミー賞最有力!と予告で何回もみて気になってた作品。(同時期によく予告で見たノマドランドも同じ紹介のされかたをされていた気がして、どっちかにしてくれ!と思った。笑)

韓国からアメリカに移住している家族。夫は農家としての成功を夢見て、新しい土地に移る。妻はそんな暮らしかたにどこか納得がいっていない。そして二人の子供たちは韓国ではなくアメリカ生まれなのか英語での会話が多い。(特に子供二人の会話はほぼ英語)そこに妻の母親を呼び寄せてともに暮らすことになりーー。

というのがあらすじ。
この物語のメインとなるのは、心臓病を抱える弟と、口が悪くアメリカにはあまり馴染まなそうな祖母との二人の交流。
最初は反りの合わない二人なのに、物語が進んでいくにつれて二人の関係性が変化していく。この変化の様がとても好きでした。
これ以外にもいろんなテーマが内包されていて、「ミナリ」というタイトルが表しているものもとても良かったなぁと思います。観てよかった。
(あと個人的に祖母のテンションがうちの母親ととても似ていて、なんか親近感が湧きました。笑)


6.ノマドランド

さっきのミナリのところでも触れましたが、こちらもアカデミー賞にノミネートされている作品。そしてこちらもアメリカが舞台。
リーマンショックの余波を受けて、消滅してしまった都市に住んでいて夫をも癌で亡くした中年の女性が、ノマド遊牧民)、つまり家を持たない者として生きていく様を描いています。

この映画で、多くの人の印象に残るであろうセリフが「ホームレスではなく、ハウスレス」という言葉かと思います。
家を持たない人々は、どうしても哀れに映るもので、友人や親族や同じノマド仲間からも、主人公は幾度となく心配されたりするのだけれども、あくまでも自分で選んだ生き方であるから、そこは曲げずに生きていく。
一見強情な頑固者に見えるし、実際そういう一面もあるんだろうけど、その芯を持った生き方は私たちにいろんなことを考えさせるなぁと思いました。


7.騙し絵の牙

はい!きました!我らが倫也さんの出演作!!!!笑

大泉洋さんってたまに見るバラエティでの印象しか今まで持っていなくて、水どうもみたことないし、そこまで期待していなかったというのが正直なところだったのですが(大泉さんファンの方申し訳ございません)、蓋を開けてみれば、めちゃくちゃ最高な映画でした!

まず出てくる出演陣が推しである倫也さん含めて、とっても豪華だと思うのですが、それが演出上とてもうまく効いていて、誰が重要人物なのか誰が黒幕なのか誰が最後を持っていくのか、というのが最後までわからない。
だからこそ何回もくる、ひっくり返し合いにワクワクするし、とっても楽しめる。

そして制作幹事でもあり原作の出版社でもあるKADOKAWAさんの攻め方がすごい。「KIBA」プロジェクトって、角川の所沢のあれのことでしょ??自虐がすごいよね。笑 この前できたばっかじゃんか。笑

あとさらに面白いのが、出版業界の衰退ぶりをいかに挽回していくかというビジネス的要素。これは出版業界だけの問題ではなくて、昨今はどの業界でも既存のビジネスモデルの限界を迎えていて、その中でいかに新しいビジネスモデルを作り上げられるか、パラダイムシフトにいかに対応していくか、といったことに挑戦する姿も描かれていて、私も松岡茉優さん演じる新人編集者のように、一生懸命模索しながら、試行錯誤しながらいろんな課題に立ち向かって仕事を頑張りたいなぁと思えるストーリーでした。


予告での煽りかたと反して、予想外に騙し合いだけの話ではなくて、良い意味で裏切られたなぁと思いました。
って!!そういうことか!!!笑

とても好きな作品。みんな観て。


8.まともじゃないのは君も一緒

成田凌さん×清原果耶さんの二人の会話劇で物語が展開していく作品。

もう、、、めっっちゃくっちゃ好きな映画でした!

予備校の数学教師で、何事も純粋な疑問をもってしまいうまく会話ができない大野と、いつも一緒にいる友達をどこか冷めた目で見ていてその割に経験値の少ない女子高生の香住。
香住が大野の恋愛を指南するところから始まる二人の会話劇が、本当にテンポが絶妙で、笑ってしまうところがたくさんあって、それでいて痛いところをついてきたりもして、とっても好きな作品だったなぁと思います。

香住が繰り返す「普通」「普通じゃない」というセリフが、徐々にその化けの皮を剥がしていって、それとともに私たち自身が持っている「普通」という言葉の化けの皮すら剥がしていく。

2月に観たすばらしき世界でも似たような話がありましたが、現代人が抱える「普通に生きる」ことの不安や苦しみがこの作品でも表面化されていて、それはつまり「普通」って言葉の含有する意味の、曖昧さ不確実さ深さ広さ大きさ、といったことが私たちの心の中に広がっていく。

そんな作品だったなぁと思います。終わりかたも好み。まだ観ていない方はぜひ映画館へ!!!




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〜〜あとがき的なやつ〜〜

はい、今月の私的オススメ映画3本は、まともじゃないのは君も一緒、騙し絵の牙、野球少女、の3本です!(順番はオススメ順)
まともじゃないのは君も一緒と騙し絵の牙は個人的にはかなりの僅差で、どちらもとっても好き。

ということで、ことしの暫定ベスト映画3本は、ファーストラヴ、あのこは貴族、まともじゃないのは君も一緒、の3本です!推しが作品としても好みの作品に出てくれることの幸せを噛み締めている。

4月以降も楽しみだ〜〜♡