中村倫也を語りたい

中村倫也ファンによる中村倫也ファンのためのファンブログ。倫也さんのことを中心に書いてく予定。予定は未定。

☆映画感想文☆〜2021年9月〜

こんにちは!
今回は9月に観た映画7本のまとめをさせていただきます。(もう10月も後半に入ってしまった…笑)
全部で7本と久々にたくさん見れた1ヶ月でした。9月も豊作で良き月♡
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さて本日のテーマは

☆映画感想文☆〜2021年9月〜

です!

前回書いた2021年8月の感想文はこちら。
seeen-tomoya.hatenablog.com

8月までの今年のベスト3はこちら。

  1. ファーストラヴ
  2. あのこは貴族
  3. ドライブ・マイ・カー


9月に観た映画はこちら。観た順です。

  1. シャン・チー/テン・リングスの伝説
  2. 先生、私の隣に座っていただけませんか?
  3. マスカレード・ナイト
  4. レミニセンス
  5. MINAMATAーミナマター
  6. クーリエ:最高機密の運び屋
  7. 空白


早速、それぞれ感想を書いていきますよ!

1.シャン・チー/テン・リングスの伝説

みんな大好きMARVEL作品!ですが、、私はほとんど見たことが無くてですね、、
(多分見たことあるのはテレビでやっていたのをたまたま見たドクター・ストレンジだけですね。ベネディクト・カンバーバッチよかった。)

そんなワタクシがなぜこの映画を観に行ったかと言いますと、もうそれは、トニーレオン様を見たかったからに他なりませんよね!!!予告で見た時から、かっこいい!!絶対観に行く!!と決めておりました。笑


結論から申し上げますと、もうトニーレオンのための映画と言っても過言では無いくらい、彼は最高のヴィランっぷりを発揮しておりました。まだやっている映画館が近くにあったらぜひ観に行ってほしい。MARVEL見てないとわからん話は最後に少し出てきますが、この作品単体としても観れる作品です!


主人公のシャン・チー(シム・リウ)はアメリカでホテルマンとして平凡に暮らしていたが、彼は実は世界的・歴史的な犯罪組織テン・リングスのボス(トニー・レオン)の息子で、組織から逃げ出した身だった。とあることを理由に組織から追われることになり、同僚であり親友のケイティ(オークワフィナ)と共に組織に残してきた妹(メンガー・チャン)を救いに行くがーー。

というのがこのお話の簡単なあらすじ。
主人公はテン・リングスで子供の頃から暗殺者になるための厳しい修行をさせられていて、組織を抜け出した後も密かにトレーニングは続けていたからめちゃくちゃ強いのですが、親友のケイティは本当にただの一般人で、それなのに危険な旅についてきちゃうし、勇気があるんだか鈍感なんだか、って行動で時には主人公を助けちゃうし、彼女がとても良いキャラでした。大体彼女が笑わせてくるんだけど、感動もさせてくる不思議な人だった、、

そしてテン・リングスのボスであり父親のシュー・ウェンウーは、実は1000年もの間生き続け、世界を裏から支配してきた人物。テン・リングスというのはその名の通り10個の腕輪で、その不思議な力によって、凄まじいパワーと不死を手に入れている。
こういう不死の人物にありがちではあるものの、物悲しさや虚しさといったものを表すトニーの表情がとてもよくて、悪者でありながらもとても好きでした。
最愛の人物ができると、共に歳を取れないことに耐えられない、というお決まりの流れで彼は不死の力を捨てて、二人の子供が生まれ、幸せな時間を一時期過ごす。
彼に今までにも子どもがいたことがあるのかどうかは描かれない部分ではあるけど、恐らく初めてできた子ども達への愛は、幸せな時代でも、再び闇堕ちした後ででも、それぞれ感じられる演技で、終始トニー…!!!という感じでした。(語彙力)

ありがちとか、お決まりの流れとか、貶してそうな言葉で書いてきましたが、決して貶してはいません。お決まりの流れで描くエンタメはわかりやすいし、お決まりを土台としてその上に積み上がるストーリーや演技に注目しやすいから、むしろ好きです。良い映画だった。

トニーレオンのことばっか書いてきてあれですが、映画の冒頭、中国時代劇っぽい戦闘シーンで始まったのレッドクリフを想起させてとても興奮した。レッドクリフのトニーの周瑜も最高だったよね。周瑜好き。


2.先生、私の隣に座っていただけませんか?

黒木華さんと柄本佑さんが夫婦役でテーマは不倫。なんか面白そう!!ということで観に行きました。
まずこの映画を観て思ったのが(観る前から思ってはいたけど)、こういう設定の話最近多くない??ということです。

佐和子(黒木華)は漫画家で、元々漫画家だが今は妻のアシスタントをしている夫の俊夫が自分の担当編集者・千佳(奈緒)と不倫をしていることに気づく。その後佐和子は自分をモデルに自分が不倫をしている漫画を描く。それを見つけた俊夫は自分の不倫がバレているのでは?と怯えるが、漫画と現実がリンクしていることに段々と気づきーー。というのがあらすじなのですが、創作物が現実とリンクしていく系作品、今年だけでも何個かあるよね?笑

菅田くん主演で、セカオワ深瀬さんが猟奇的な殺人鬼を演じた「キャラクター」。藤原竜也さん演じる小説家が事実を元に小説を書いてとある謎を解き明かしてくお話だった「鳩の撃退法」。

映画自体はとても面白くて、どこまでが本当だったの?どこまでが創作?って私が不倫していたわけじゃないのになんかそわそわしたし、エモタスの情けなさっぷりとか、黒木華ちゃんの静かに怒る女っぷりとか、奈緒ちゃんの肝っ玉座りっぷりとか、みんな好きでした。

でもなんで創作したものが現実とリンクしていく系作品がなんでこの短期間で連続して公開されたのだろうか…?ということの方が上映後は気になってしまいました。なんでですかね?誰かご意見ください。笑
何かしらの結論が自分の中にできたら、記事にでもまとめようと思います。

3.マスカレード・ナイト

木村拓哉×長澤まさみに豪華出演者がたくさん出る映画!!!ということで見に行きました。
小説ほとんど読まない人間なので、当然東野圭吾作品はほぼ読んだことなく、前作のマスカレード・ホテルも多分テレビで見たはずなんですが、ほとんど記憶がないまま映画館に向かいました。笑

こういう作品での犯人当てって全然できない人間なので、毎回ちゃんと驚く善良な観客を今回もやってきました。単純に面白かった!!って感じでした。

あと、何年か前まではキムタクはキムタクでしかなくて、それが良いところでも悪いところでもあったと思うんだけど、近年のキムタクってキムタクはキムタクだけどちゃんと役な感じがするんだよね。……自分でも何言ってるかよくわからないし、キムタクキムタクうるさいですね。笑
伝わります?言ってること?

4.レミニセンス

こちらの映画もヒュー様の映画!!ということで観に行くことにしました。
私のラブコメ映画ベスト1は永遠に「ニューヨークの恋人」なのでね。笑

インセプションに激似のポスターに「SFサスペンス」というコピーに私は勝手に騙されて、頭の中はSFとサスペンスの準備運動をしっかりしていったのですが、映画が始まってしばらくして、これって単に恋人を探す物語じゃないの…?と思い始め、前半は頭を切り替えるのが大変だった記憶です。

ヒュー・ジャックマンがひたすらに弱い男なところも、少しイラつかせる要因でもあって。笑
弱い男はむしろ良き、なときも多いのですが、今回の主人公は周りに迷惑かけすぎなのでは?と思い、良き♡とは思えなかった、すまん。

でも、いまから逃げるために、過去の良い時代の思い出に浸り続けるというこの世界の世紀末感は、映画が終わってから考えるとかなり恐ろしく、これが世代を超えて積み重なれば積み重なるほど、負のスパイラルになりそうで、この世界の行く末をただただ案じました。

5.MINAMATAーミナマター

熊本県水俣市で起こった公害、水俣病を題材にした映画。主演であるジョニーデップがプロデューサーも務めた作品です。
私世代くらいになると、社会の授業で習った公害病の一つとしてくらいの知識しか正直なく、この映画を見て、単純に驚くことがたくさんありました。

ジョニーデップが演じる主人公は、名の通った写真家だったが今は落ちぶれている。そこに水俣の現状を撮ってほしいという依頼を受けて、日本にやってくるというのがあらすじ。

見終わった直後にもTwitterで呟いたのですが、私はジョニーデップが出演している映画だったからこそこの映画を観に行ったのだろう、と思います。でもこの映画に出てくる主人公からジョニーデップ感は一切感じず、映画の中に本当に没入していて、彼も色々ありますが、本当にすごい役者なんだなーと思います。

この映画から受け取ったものは私なんかが安易に口にできるものでもなく、ただ見てくれ、としか言いようがないので、短い感想ですがこちらで終わりにさせていただきます。

6.クーリエ:最高機密の運び屋

こちらは映画館の予告で見て気になって見にいくことにしました。なんか予告のBGMがとても好きで。イギリス!!って感じがして。笑 イギリス映画ってなんかいいですよね。(語彙力)

舞台は冷戦真っ只中の1962年。キューバ危機を救った、スパイではないとある一般人の実話をベースにした物語。
MI6とCIAがモスクワに送り込んでいるスパイから機密情報を持ち帰るため、警戒されないようにイギリス人セールスマンの男に任務を依頼する。最初は戸惑いながらも着実にイギリスに情報を持ち帰るがーー。というのがあらすじ。

スパイ映画といえば、今公開されている007のようにドンパチやってアクションバリバリ、というのが世の常ではありますが、こちらの映画は実話ベースの物語ということで、ほとんどドンパチがありません。

しかしながら、いつどこで誰に見られているか聞かれているかわからないという中での緊迫したシーンは単純にとてもハラハラしたし、スパイではないからこその協力関係だけではない人間の情のようなものも描かれていて、見ている最中は単純に面白い作品でした。
そしてベネディクト・カンバーバッチがとてもとてもすごい。終盤のシーンでの役作りは本当にすごかった。

是非是非、観に行って欲しい映画です!!

7.空白

こちらも予告で見て気になっていた作品。

感想はTwitterでも頑張って140字にまとめてみたので置いておきます。

予想してた通り暗い話ではあるんだけど、後半にいくにつれて、”空白”が埋まっていくにつれて、なんだか救われるような感覚もあって、あまり感じたことの無い感情になるような映画だったな、と思います。


月並みな感想ですが、出てくる登場人物みんながみんな普通の人間らしくて、役者さん達の演技が素晴らしかったです。


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〜〜あとがき的なやつ〜〜

今月のおせん的ベスト3は、シャン・チー、クーリエ、空白の順ですかね。トニーレオンはやはり強し。笑
今年のベスト3は8月から変わらずですかね。

シャン・チー、もう一回見たかった…IMAXで見なかったことがとても後悔。
クーリエはベネディクト・カンバーバッチがすごい。空白はタイトルが秀逸。 3作品ともとてもとても良き映画でした。

今年もあと3ヶ月を切ったということで、そろそろ今年のベスト10は何だろうかと考え始めているのですが、ファーストラヴとあのこは貴族は観終わった後の余韻が今でも忘れられなくて、絶対にこの二つは揺らがないのですが、それ以外は難しい。笑

毎月今年のベスト3って言っていつも3番目だけ入れ替えているけれども、どれが私的ベストなのかよくわからなくなってきました。笑
映画って楽しいね!!!(唐突)