中村倫也を語りたい

中村倫也ファンによる中村倫也ファンのためのファンブログ。倫也さんのことを中心に書いてく予定。予定は未定。

ドラマ「この恋あたためますか」第7話感想文

こんにちは!
本日は、「この恋あたためますか」(恋あた)第7話の感想文を書いていきたいと思います。浅羽くんが予想以上に、おこちゃまということがわかった回でしたし、最近倫也さんが演じている役が、無意識な罪な男ばかり(凪ちゃんに恋に落ちる前のゴンさん、美食探偵の明智)ということに今更気づきました。なぜですかね…?笑

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まずはドラマの概要から。

【出演者】
井上樹木/森七菜
浅羽拓実/中村倫也

新谷誠/仲野大賀
北川里保/石橋静河

都築誠一郎/利重剛
一岡智子/市川実日子
神子亮/山本耕史


【主題歌】
SEKAI NO OWARI
「silent」



【あらすじ】
「君に伝えなくちゃならないことがある」と浅羽(中村倫也)に伝えられた樹木(森七菜)。その後旅行から帰ってきた樹木は、浅羽が旅行中にやりたいと言っていた移動式コンビニを、里保(石橋静河)と実現させているのを見て落ち込む。一方新谷(仲野太賀)も、改めて自分の思いを樹木に伝えるべく、新たなスイーツ作りに励むーー。


先週、第6話の感想はこちら。
seeen-tomoya.hatenablog.com


さて、ここからが本題です。
本日は以下の3つのテーマで書いていきます。


  1. コントのような前半
  2. 浅羽くんが恋に落ちるまで
  3. 浅羽くんがこんな性格になってしまうまで


1.コントのような前半

前半10分くらいは、雪に降られる中樹木が浅羽に振られるシーン、浅羽がネックレスを里保にプレゼントしてイチャコラするシーン、新谷が浅羽を諫めるシーン。
一気に展開していったし、視聴者をかなりぎゅーんとさせてきたなぁという印象がありました。

でもその後はコント…?みたいなシーンがちょくちょく。
樹木がスノードームを返しに浅羽に会いにコンビニ行ったら停電をしてしまい、そこに入ってきたてんちょー達を誤魔化すための顔。
樹木と浅羽が停電が復旧しない軽井沢に移動式コンビニで向かう途中に、トイレを借りるためにお化け屋敷展開になって白目になる浅羽。

笑わせてくるシーンは今までもありましたが、こういった雰囲気のドラマなのにここまでわかりやすくコントのようなテンションを見せられると、ちょっと、ん?となってしまうような感じだったかなぁと思います。

まぁ森七菜ちゃんも倫也さんも、当然面白い顔を全力でやれる役者さんで、二人の表情はすごい良かったですが…。笑
この後の2でも述べますが、これらのコントは今後の展開のために入れたのでしょうが、落とし方はもうちょっとあったんじゃないかなぁと思いました…。
このドラマを見ていて、初めてちょっと残念だったな…と。


2.浅羽くんが恋に落ちるまで

浅羽がこの第7話の主人公と言ってもいいほど、今週は浅羽の気持ちを動かすためだけにストーリーが展開していった感じでしたね。笑
(1でも書いたように、とはいえもう少し何かやり方なかったの?とは思います…)

浅羽は6話までも樹木に対して無意識に罪な行動をしまくっていたけど、恋心を抱いているようなシーンは一切なくて、その上どうやって今後樹木に恋心を抱くようになるのかに関しては、あまりイメージがわかなかった。

だからこそ、こんな学生恋愛かよ!というようなわかりやすすぎる出来事の積み重ねで、恋に落とさせたのかな?と。
どの世代にも、あぁなんか意外と恋の始まりってこんなもんだよねぇ〜という、共通認識を持たせやすいなぁと感じました。

とりあえずリアタイ時にこんな感じでツイートにまとめてます。笑


あと、新谷に告られた樹木が家でスーちゃんに報告してる時、恋に落ちるときってこういう感じだよねぇ…ってスーちゃんが説明してた内容が、まんまこの後の浅羽くんの気持ちの流れの説明でしたね。

ここまでわかりやすくする必要ある…?という気もします…
せっかくここまでわかりにくい浅羽くんを積み上げてきたのだから、こんなに丁寧に説明してくれなくてもいいのになぁ…と個人的には思いました。
(まぁでもこのドラマわかりやすいドラマか…最初から…)
樹木がコンビニに来た時や、樹木が新谷と付き合うことになったと知った後の浅羽の表情なんかを見ていれば、浅羽の感情はよ〜く伝わってくる。
車に乗り込んだ後の樹木を見られなかったときの表情なんて、捨てられた子犬みたいで、あぁー!!!超良い!!!!となって私はめっちゃ好きでした。笑

あ、ちなみに個人的には、無意識罪男浅羽、に関してはTLで見ていた皆さんの反応ほど、はぁ???とは思ってません。
(もちろん里保目線で見たらはぁ?とはなるけど。私は里保目線はシャットダウンして樹木目線で見てるからかなぁ)
ああいう浅羽くんもむしろ私は好きです。
だってああいう男、よくいるじゃん?(もちろんあんな良い顔の男はいないけど。笑)そういう人間らしさ、子どもっぽさ、それぞれの行動の繋がらなさ、リアルでいいなぁってむしろ思うし。
だからそんな怒るほどのこと?私の周りもっっっとクズな男だらけだったしなぁ…別にそんな不誠実じゃなくない…?
………
……………
待って、もしかして私の男見る目と運がないだけ?????


3.浅羽くんがこんな性格になってしまうまで

浅羽の樹木への無意識な罪な行動の方は、ただただアホで無自覚な男ってだけだから、まぁまだわかるのですが、浅羽がなぜ里保とやり直そうと思ったのか、の方が私はいまいち納得できなかった。
よりを戻す前は、浅羽の方が里保に未練があるような感じだったのに、よりを戻した後は里保の気持ちの方がどうしても多く感じてしまい、なんだか釣り合わなくて、すごく切ない。

先週のブログでも書いたけど、私はそんな二人にすごい違和感があって、いや二人というか特に浅羽に違和感があって、里保を思うと切なくて、どうしてこんな不自然な関係になっちゃうんだろう…ってずーっと考えてたけどよくわかりませんでした。

でも今週樹木に恋に落ちた過程を見て、あぁ浅羽は、捨てられる、ってことを無意識のうちに極度に嫌がってるのかなと思いました。


幼い頃、両親に大事にされていなかった(と感じていた)浅羽は、捨てられることを恐れてた。
だからこそ勉強を頑張って、スポーツも頑張って、いい子でいようとして、言いたいことを言えなくなって、
そうして鎧を身につけて大人になった浅羽は、優良企業に就職して、社長にまでなった。

そんな中で、里保と出会って、二人は意気投合して付き合うことになる。
でも仕事の忙しかった浅羽に里保はついていけず、里保は浅羽との別れを決意する。

二人は結婚まで考えていた、と新谷が言っていたから、今までのアホ浅羽を7話まで見た限り、里保に唐突に捨てられたという感覚だったのではないかなと思います。
大事にしていなかったのは浅羽の方だろ、という感じですが、意外と彼女への扱いがこんな感じの男っているよねと思っていて、デートの時にお金出してればいい、プレゼントを定期的にあげてればいい、的なやつね。今週カルティエのネックレスを上げていたところからも、そんな浅羽の性格がよくわかる。笑

こうやって捨てられて終わったからこそ、浅羽の今の里保への本当の気持ちはわからないけど、捨てられた人に捨てないでってすがろうとしているのかな…と思いました。それを好きという気持ちにすり替えてしまってるだけなんじゃないかって。


そして、浅羽が樹木の告白を断った後、樹木は浅羽の前に現れなくなる。
どのくらいの期間二人が会っていなかったのかはわからないけど、スノードームを返しにきた樹木に、以前の自分への態度とは変わってしまった樹木に、浅羽がかけた言葉は、「元気?」でした。
これは浅羽がクズすぎる思考の流れだけど、自分にすごい勢いで向けられていた矢印がなくなった途端に、浅羽の中で恋愛関係ではなかったにしろ大きな存在になっていた樹木に対して、捨てられたくない、という感情がこの「元気?」には生まれてしまっているように見える。


恋の始まりが、捨てられたくない、だなんて、なんて不幸せなやつだって感じだけど、まぁ浅羽も自分が不幸せって思ってるみたいだしね…


このドラマがすごく面白いところは、あくまでも主人公は樹木で、社長によって樹木が引き上げられて成長していくっていうのがメインストーリーではあるけれど、その社長は王子様のような完璧な存在ではなくて、浅羽自身も実はめちゃくちゃ未熟な人間で、お互いに影響を与え合っていく、というところにあるなぁと思います。

こういう役を倫也さんが演じていることで、思い出したインタビュー記事が一つ。以下に引用させていただきます。

ーー完璧な二枚目男を演じることに興味はないですか?
「それって何?」
ーー先程挙がった「女子の夢」を象徴するような人物。
「それも完璧じゃない気もするけど。目線を変えれば隙だらけというか。でも、完璧な役柄はあまり興味がないかな。だったら漫画を読んでいたほうがいいと思う」

(出典:プラスアクト 2019年3月号 P66 株式会社ワニブックス


大体ブログに引用したいな、と思うのはいつもプラスアクトさんのインタビュー記事で、本当に面白いなぁと思います。
ここで語られている山下くんの役作りの話、とっても好きです。まだ手に入るかわからないけど、気になる方はぜひ手にとって欲しいなぁと思います。


さて、次回予告。

ついに浅羽の矢印が樹木に向いてるー!やったー!という次回予告ですね♡
恋に悩み苦しむ浅羽の表情も堪能出来そうで、楽しみ楽しみ♡

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〜〜あとがき的なやつ〜〜

第7話はなぜかリアタイしながらツッコミまくってしまう回でした。笑

ツッコミ方がノブみたいになってしまった……笑